金春流・能楽 能《経政》 / Noh play “Tsunemasa” by Nohgaku Komparu School

金春流・能楽 能《経政》 / Noh play  “Tsunemasa” by Nohgaku Komparu School

能楽 金春流 6本セット 3,600円 → https://vimeo.com/ondemand/7y9naiki/
(能《経政》単体価格 1,800円)

※本動画の購入期間は2021年2月末までです。それまでにご購入いただいた方は、2021年3月末までは何回でも視聴いただけます。

【目次】
00:29 あらすじ
02:17 入場
03:32 本編開始
10:03 シテ登場(シテ 平経政の霊 本田芳樹)
24:32 舞囃子
28:04 仕舞 クセ
34:23 修羅道への場面転換
37:52 仕舞 キリ
41:03 退場
43:24 クレジット

【出演】

シテ 本田 芳樹 (シテ方金春流)
ワキ 舘田 善博 (ワキ方下掛宝生流)

笛  栗林 祐輔 (笛方森田流)
小鼓 田邊 恭資 (小鼓方大倉流)
大鼓 原岡 一之 (大鼓方葛野流)

後見 金春 憲和 (シテ方金春流)
   安達 裕香 (シテ方金春流)

地謡 髙橋 忍  (シテ方金春流)
   金春 穂高 (シテ方金春流)
   佐藤 俊之 (シテ方金春流)
   中村 昌弘 (シテ方金春流)
   金春 飛翔 (シテ方金春流)

【字幕】

初心者の方にわかりやすいように、日本語字幕で詞章(セリフ)と現代語訳を見られるようになっています。字幕を表示するには、動画再生画面で動画右下の【CC】というボタンをクリックして、【日本語】を選択してください。

その他にも下記の字幕をご用意しています。

 日本語:  詞章
 英語:   英語(あらすじ・曲中挿入文)
 中国語:  中国語(あらすじ・曲中挿入文)

※日本語字幕の詞章(謡)はシテ方金春流の謡本から転載しております。演者が謡っているものとは異なる部分がございます。

【あらすじ・解説】

秋の夜、仁和寺御室の御所では、大納言の僧都行慶によって、一の谷で戦死した平経政の成仏を願う管弦の法事が行われています。経政が仁和寺の君より特別に授けられた琵琶「青山」を仏前に供え、音楽を奏でているところに経政の亡霊が現れます。深夜、行慶は灯火の光にほのかに浮かぶ経政の幽霊に気づいて言葉を交わします。経政は弔いに感謝し、青山を奏で優雅に舞を舞いますが、にわかに月夜の夜遊が修羅道に変貌します。月を奪い合う神々の戦場で、経政は戦火に襲われ応戦しながらも、修羅の我が身を恥じて灯火を吹き消します。暗闇の中、経政の亡霊はこの世に行き場を無くし、消えていきます。

経政の作者は世阿弥あるいは観世元雅(1394年−1401年)と目されています。

《経政》の主人公の平経政(?-1184)は平清盛の甥、舞台は、宇多天皇が888年に創建した、京都北山にある仁和寺です。代々、皇子(法親王)が住職を務め、宮廷に准じて「御室御所」と呼ばれ、最もハイレベルな文化サロンでもありました。ワキ行慶が大納言の僧都と名乗って優美な装束で登場して、仁和寺の格式の高さを表しています。

経政は琵琶「青山」を弾きますが、これは『平家物語』巻七「経政都落」で知られています。経政は、幼少より覚性法親王(能では「君」)に仕えて可愛がられ、琵琶「青山[せいざん]」を授けられます。この琵琶は昔、唐から伝えられた名器ですが、村上天皇の時、唐の楽師の死霊が現れて青山で秘曲を奏したので、恐れて弾く者がなく、仁和寺に秘蔵されていたのでした。その青山を、経政は自在に奏でることができました。平家が都落ちする間際、死を予感した経政は青山を法親王(守覚)に返します。辞去する経政を桂川まで見送ったのが行慶です。翌年、経政は一の谷で討ち死にしました。

能《経政》はその後日談です。行慶は経政の亡霊と言葉を交わしますが、経政の姿はよく見えていません。経政が青山を奏ではじめると、地謡が経政の人となりを「仁義礼智信」という儒教の徳を身につけ、雅芸に秀で、「心にもるる花もなし」と紹介します。そんな経政だからこそ、青山を弾きこなせたというのです。

琵琶は抱きかかえて弾く楽器です。「いや雨にてはなかりけり」という謡とともに、経政が青山と一体なって共鳴する至福の夜遊が始まります。「山の端の月に並びの岡の松」とは、青山に描かれた絵の世界です。森羅万象に感応する青山の音が白楽天の「琵琶行」の句に拠りながら描写され、管弦の調べに興じてやってきた極楽の鳥とと舞い遊びます。

感極まって「面白の夜遊や」、と謡い終えぬうちに、突如、経政は戦いの真っ只中に立ちます。経政の頭上にあった月は戦闘を誘い、歓喜は激しい怒りに、灯火は猛火となって経政に襲いかかる。戦いながら必死に火を消して、経政の魄霊[はくれい]は暗闇の中へ消えてゆきます。法要の音楽は成仏を助けるはずですが、経政は成仏できず、行き場を失った「魄霊」なのです。それは、青山との深い絆ゆえなのでしょう。

この曲は、中入(シテが一旦退場し別の姿であらわれる)なしに、場所も時刻もそのままで、優雅な法要から修羅道へと場が転換します。経政の姿も、琵琶を嗜む青年貴族から戦闘で討ち死にする壮年の武将まで、演者によって多様な造形が可能でしょう。

©公益社団法人 金春円満井会

* You can only purchase until the end of February. Once you have purchased, you can watch the movie anytime until the end of March 2021.

On an autumn night, the Dainagon (archdeacon) of Ninna-ji Temple, Gyokei, holds a Buddhist ceremony with lute music as an offering to the soul of the deceased Tsunemasa, who died in the battle of Ichi-no-Tani. Tsunemasa’s ghost appears and plays music on his treasured lute “Seizan”, which was specially given to him by the royal prince.
Later that night, Gyokei notices Tsunemasa’s ghost floating in the light of the lamp and exchanges some words with him. Tsunemasa expresses his gratitude for the memorial service, dances, and plays music on his lute, but suddenly the moonlit night performance turns into a scene of carnage. Having died with resentment for his enemy in his heart, Tsunemasa has fallen in the Warrior’s Hell and cannot help but demonstrate the ceaseless battles he suffers there every day. Ashamed to be seen in such a wretched state, he blows out the light. In the darkness, Tsunemasa’s ghost has nowhere else to go in this world and disappears.

Taira no Tsunemasa (? -1184) was a nephew of the ruler, Kiyomori.
According to the Tale of the Heike, vol.7, Tsunemasa was taken care of by the head of the temple and given the exquisite lute or biwa, Seizan. Seizan had been brought from China during the Tang dynasty and kept at Ninnaji in secret because of its background. Tsunemasa, however, could play with it at will. One day, he returned the lute before the Taira clan including him fled from the capital. Gyokei was the one who saw him off at Katsuragawa. Next year, Tsunemasa was killed at the battle of Ichinotani. The Noh Tsunemasa depicts the story after the death of Tsunemasa.

Copyright Komparu-Emmaikai

※该视频的购买期至2021年2月底。 如果在此之前购买,在2021年3月底之前,可以随意观看。

秋夜,地点是世代由皇子为住持的仁和寺内。夜深人静之际,大纳言僧都行庆在寺内举行供奉管弦乐器的法事,目的是为了超度一之谷战争中奋勇战死的武将平经政,奏乐法事念经祈求他的魂魄成佛。经政是平氏家族青年武将,生前是一位热爱诗歌的音乐天才。佛前供奉着仁和寺皇子曾经赐给他的一把琵琶,琵琶上绘有朗月山谷,起名为“青山”。法事奏乐声中,经政的亡灵缓缓现身。
行庆在摇曳的烛光中看见了经政的亡灵,开口问询。经政感谢高僧的吊唁法事,从佛前取下青山琵琶,一边弹拨一边婆娑起舞。其他管弦也在月光中奏出清朗悠然之音,琵琶声中的舞姿仿佛回到昔日贵族夜宴风雅的一幕。然而这一切突然变为腥风血雨的战场,众神为争夺明月而混战一团,经政奋力抵挡着修罗道一般的战火。他以深陷杀戮战火的自己为耻辱,熄灭了寺中烛火。在茫茫无边的黑夜中,经政的亡灵无法在人世间停留,如烛影般消逝。

《经政》的主人公平经政(?—1184)为平清盛的侄子。

经政钟爱一把名为“青山”的琵琶,这一典故来自《平家物语》第7卷《经政出奔》。经政从小侍奉觉性法亲王(能戏中称为“君”)左右,受到法亲王的宠爱,这把琵琶即是法亲王的赏赐品。“青山”琵琶来自唐土,是一把源远流长的名器。村上天皇在世时,唐土乐师的魂魄现于青山,弹奏出神妙的秘曲。然而这把神奇的琵琶,谁都无法再次弹拨出声,于是“青山”琵琶被秘藏于仁和寺内。经政天生禀赋异常,唯有他能够自由自在地转轴拨弦弹奏乐曲。平氏家族逃离京都之际,经政预感自己难逃一死,将“青山”还给仁和寺住持,即当时的另一位法亲王守觉。当经政踏上征程时,高僧行庆送行至桂川河畔。翌年,经政便战死于著名的一之谷战争。能戏《经政》是以上故事情节的后话。

这部作品特殊之处在于取消了普通能戏的“中入”(主角一人演前后两场,前场结束后退入幕后换装换面具,后场以另一种姿态出场,中间的退场叫做中入),情节的时间与场所为线性发展,由优雅的法事刹那间转变为布满烈焰的修罗道战场,经政的身姿由热爱琵琶的青年贵族变作激战而死的壮年武将。演员在舞台上可根据自己的理解,通过身段姿态表现出经政的多重性格与情感。

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