東西南北縦横斜め オンライン 倉持麟太郎「リベラルの敵はリベラルにあり」

東西南北縦横斜め オンライン 倉持麟太郎「リベラルの敵はリベラルにあり」

与野党、護憲改憲の枠組みなどに囚われず、言うべきことを言い続けてきた倉持氏。なので、味方もいるが敵も多い。その言論活動の一環として、先日『リベラルの敵はリベラルにあり』を上梓した(これでまた、敵を増やしたかも)。今回の出演に際しては、現在進行形で起きている野党の「再編」「共闘」についても斟酌なく語る。

【2020年11月14日(土)ライブ配信のアーカイブ映像です】

ゲスト:倉持麟太郎(くらもち りんたろう 弁護士)
聞き手:今井 一(ジャーナリスト)

※販売期間~12/20(日)まで

★vimeoの登録・視聴方法はこちら☟をご覧ください
 https://note.com/7gei_seven/n/n38d50c8e6a41

theater-seven.com/ev/ev_tznb01.html

【本人からのメッセージ】
今年2020年、コロナ禍という狂騒の中、7年8か月にわたった安倍晋三前総理大臣による長期政権が幕を閉じた。しかし、これで何かが変わるわけではなく、それは菅総理大臣が「安倍継承」を掲げたからでもありません。
根源的な問題は、日本社会自体の「性格」による病理と、今回論じる「リベラル」といわれる勢力の衰退によるものが大きいからです。残念ながら、自称「リベラル」といわれる人々は、いまだにこの根本的な問題と向き合うことができていないようです。
そもそも、安倍政権だけに「戦後」や「平成」という文脈で特定の問題があるのではなく、戦後昭和の時代から、日本の政治は、「善き統治者」の善意的な権力行使のみに依存した「人の支配」が蔓延した社会です。これは、コロナ禍で面白いまでに露呈しました。
権限なき学校一斉休校、法的根拠なき外出自粛要請や強制力なき要請の裏返しの市民間での自粛警察への「丸投げ」。挙句は、“県独自の”緊急事態宣言まで出している自治体もあり、そんなことができる地方自治体の首長は手からビームも出せそうです。
我々の社会で最も尊いのは自由であり、我々一人一人が「自分らしいな」と思える生を構想できる環境が確保されることです。そのためには、法やシステムで明示的に自由のラインを引き、どんなに横暴な為政者が現れたとしても、同じシステムで規律されることが必要であり、これが自由の価値に奉ずる「法の支配」です。この価値を真に守ることが、「リベラル」と呼ばれる人々の最小公倍数の性質かもしれません。
リベラルの衰退(不在)と野党勢力が「自分の議席さえ守られればよい」という近視眼的な“選挙ビジネス”(政治の稼業化)のためだけに存在していることが問題です。現在の野党第一党を見ていてもそれは明らかですので、その点も論じます。ただ、リベラルという一点からすれば、自民党内でのリベラルの沈黙も許すわけにはいきません。
権力が融通無碍に法を踏みにじり、市民社会が相互監視と同調圧力で萎縮し、弾力を失いつつあるのは、リベラルの責任が大きいと考えているのです。
このことは、先日問題となった日本学術会議問題を見ても明らかです。学術会議の例も含めて、今起きている現実社会のいくつかの具体的事例を参照しながら、なぜ私が「リベラルの敵はリベラルにあり」などという逆説的かつ挑発的なタイトルの新書を執筆したのか、また、「リベラルの起源と変遷」等いまだに執筆時点から迷って悩んでいることについて、大いに語りあいたいと思います。もちろん、私のオタク的趣味であるクラシック音楽や、スポーツについて脱線したら話が止まらなくなるとは思いますが、そこはリベラルにお許しください。

倉持麟太郎

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